道がなくても突き進め!

まもなく地方移住、気の向くままカキコ

笠間トンネル

 いよいよ本格的に熱くなってきたので、かつて肝を冷やした「笠間トンネル」という心霊スポットに関わる話をば。もう10年以上前の話になるのだが、当時は茨城県の大学に通う学生だった。その日は確か学園祭か何かがあった日で友人達と遊び皆テンションが上がっていたように記憶している。そして具体的な流れは思い出せないが、茨城県笠間市にある「笠間トンネル」という心霊スポットに深夜に向かう流れとなったのだった(^^;)

 そして実際に向かってみると、トンネルまで車で入ることはできず結構手前の駐車場で車を降りて徒歩で向かう必要があった。。当然街灯なんて無かったので懐中電灯やスマホのライトが必須である。このスポットには有名な「笠間トンネル」以外にも「貞子の井戸」のモデルとなったと噂されるような井戸が無数にあり、異様な空気感だった事はよく覚えている。しばらく進んで行くと件のトンネルに到着し実際に通り抜けたりもしてみた。結論その場では特に心霊現象は起きなかったのだが、後日談が若干後味の悪いものだった。

 当日は特にトラブルも無く無事に戻って来ることができ朝方解散という流れになった。ただ計4人で向かったのだが、うち1人がその後すぐに音信不通となり大学も中退してしまった。実はその心霊スポットに一緒に行って以降、一度も顔を合わすこともなかった。理由は不明だが地元に帰ったという話を噂で聞いたレベルである。そして私自身も「笠間トンネル」から帰ってからしばらく、心霊現象?に悩まされる事になったのだった。

 具体的には「ラップ音」といわれるような「パンッ!パンッ!」と何かが弾けるような音が夜に部屋で鳴るようになった。不思議な事に起きている時は静かなのだが、いざ寝ようと思った時になると「ラップ音」が始まるのだ。音意外には特に実害が無かったのだが、これが中々に堪えた。当時どこかで調べた結果「心霊よりも生きている人間の方が強い」というような謎知識を得て、部屋に帰る度に「出ていけっ!」と叫んでいた記憶がある。

 そうこうしている内に約1~2ヶ月ほど経ったある日「ラップ音」がパタリと無くなった。一旦音が止んで以降は二度と「ラップ音」が鳴る事は無かった。やはり「笠間トンネル」から何かが憑いてきてしまっていたのかもしれない。。当時はしばしば心霊スポットに行っていたのだが、この経験があってからは心霊スポットに行くのは止めた。この時は「ラップ音」程度で済んだが、いずれもっとヤバイ奴が来てもおかしくないと思ったのだ。心霊スポットは実際に行っている時は楽しいのだが、やはり何らかのリスクを孕んでいる場所であることは確かだと思うので行く時はくれぐれも御注意を。