道がなくても突き進め!

まもなく地方移住、気の向くままカキコ

引っ越しと喘息

 いよいよ引っ越し日が間近となったため家に段ボールが溢れてきた。本格的に荷造りを始めてからすぐに喘息が見事に悪化した。パルスオキシメーターで酸素濃度を計測すると通常時は97~98%くらいを維持していたところ、少し息苦しいと思うと94~95%になっているという状況が続いた。勿論、埃が舞うのは分かりきっていたので「マスク二重にハンカチ巻く」くらいの重装備と家中の窓を全開で臨んだのだが防ぎきれなかったようだ。。あと体中が痒くなる。アレルギー検査をしても『ハウスダスト』が飛びぬけて反応値が高いのでこればっかりは上手く付き合っていくしかないのだろう。

 喘息に対しては基本「フルティフォーム2吸入×2回+シンクレア(キプレス)」で対処していたが流石に堪らなくなったので最近は「スピリーバ」を追加吸入していた。かかりつけ医からは「フルティフォームは4吸入までは増やしてもOKだけど、カンジダが出易いのでフルティフォームの吸入数を増やす前にスピリーバを追加するように」という指示を受けていたが、やはり「スピリーバ」を追加で吸入すると喘息の症状が格段に収まる印象を受けた。個人的に「スピリーバ」の難点を挙げるとすると、とにかく声枯れ(嗄声)が酷くなり使えば使うほどに声が出にくくなるという問題が発生する。ただ喘息の症状を緩和するのが最も望む事なので声枯れには目を瞑る日々だ。

 あとやはり冬場の乾燥する時期での引っ越しとなった事が悔やまれる。湿度が高ければ埃も舞いづらいし多少はマシな環境だったと思う。アレルギー性鼻炎も低湿度となる冬場が最も症状が悪化するが、個人的には湿度もアレルギー症状の憎悪要因となっているようだ。引っ越し後は新しい病院に行くことになるが、どのうな先生が主治医となるのか楽しみでもあり不安でもある。引っ越しまでのラストスパートを程々に頑張っていきたい。

懐かしい香り

 目前となってきた移住だが住まいは実家近くの祖父母が住んでいた家となる。祖父は随分前に亡くなり祖母も数年前に亡くなったので空き家の期間が長くなっていたのだ。そんな家だが先日、引っ越しのために祖父母が使用していた箪笥などの家具類を一気に処分したので家全体が少しガランとした。

 少し落ち着いてから1人で改めて祖父母の家を訪れてみると、不思議な事にまるで自分が幼かった時、祖父母が2人とも健在だった時の空気感を感じた。この家は自分にとっては久しく時が止まり、想い出だけが詰まった家になっていたのだが、久々に懐かしい香りを感じる事ができた。変な話ではあるのだが、まるで祖父母が戻ってきたような、すぐ近くに居るような感じがしたのだ。きっと祖父母が歓迎してくれていたのだと信じたい。

 祖父母には初孫だという事もあり、とても可愛がって貰ったし、何より自分自身も祖父母の事が大好きだった。小学校への通学時も高校への通学時も、この家がちょうど通過点にあり、いつも祖父母が玄関先に出てきて見送ってきれた。そんな頃の家の香りが突如戻ってきたように感じたのだ。きっと歓迎してくれていた、喜んでいてくれたのだと信じたい。祖父母が健在な間に地元に戻って来れなかったのは心残りであるし、後悔は消えないと思う。でも時間はかかったが帰って来れたので、どうか大目に見て欲しい。この家に住めるのは長くはないだろうが、どうか近くで見守っていて欲しいと心から願う。さんざん世話をして貰った孫がこの期に及んで気にかけてもらっているようで申し訳ないような気がしつつも久々に祖父母の会えたような気がして本当に嬉しかった。

 いつも祖母には自分の結婚式に出たい子供を見たいと言われたが、それは終ぞ叶わなかった。どうか許して欲しい。でも結婚は何とかできました。式も挙げられました。子供はまだ分からないけれど、どうか見守っていてください。世話のかかる孫でごめんね。じいちゃん、ばあちゃん本当にありがとうございました。

【体験談】今まで住んだ賃貸物件について(RC造・重量鉄骨・ALC造・木造)

 いよいよ引っ越しが迫ってきたので、今まで住んでみた賃貸物件について振り返ってみる。

 

①築15年 RC造 4階建ての2階 約24.5㎡ 家賃5万

②新築 木造 2階建ての2階(角部屋) 約23.5㎡ 家賃8.5万

③築40年 RC造 5階建ての4階(角部屋) 約35㎡ 家賃10万

④築5年 ALC造 2階建ての2階(角部屋) 約31㎡ 家賃11万

⑤築3年 重量鉄骨造 3階建ての3階(角部屋) 約40㎡ 家賃16万

 

 大学入学時から始まり約15年間に計5物件に住んだことになる。それぞれの物件についてもう少し詳しく掘り下げてみると、、

 

<①築15年 RC造 4階建ての2階 約24.5㎡ 家賃5.5万>

 ここは大学時代に住んでいた1Kの物件で上下左右に他の部屋があったが比較的静かな環境であった。ただし退去間際の半年前頃から深夜まで下の階の住人が楽器を演奏するようになり、騒音に悩まされる事になった。ここに関しては不動産屋にも相談したがあまり改善はされず退去時期に至った。ただし造り自体はRC造で頑丈だったようで周囲の部屋の生活音はほぼ聞こえず基本的には快適だった。

 

<②新築 木造 2階建ての2階(角部屋) 約23.5㎡ 家賃8.5万>

  こちらは社会人になる際に入居した物件で木造ながらも新築の1Kであり2階建てではあるが、最上階(2階)角部屋という立地だった。隣の部屋とはほぼ接していない造りとなっていたため隣の部屋からの生活音は全く気にならなかったが隣接する建物との距離が非常に近かったので、そういった建物からの生活音は結構聞こえるという不思議な形だった。

 

 <③築40年 RC造 5階建ての4階(角部屋) 約35㎡ 家賃10万>

 こちらは築年数は古かったのだがリノベーションされた1Rの物件である住居内の設備は最新となっており快適だった。またRC造という事もあり隣接する部屋からの生活音等は全く感じなかった。唯一欠点を挙げるとすれば天井が通常の物件よりもやや低く、2mちょっとしかなかったため、やや圧迫感を感じる事はあった。物件のオーナーが5階に住んでおり2階にこの物件を管理している不動産屋が入居しているという珍しい構成だったが共有部の清潔さは住んできた物件の中でNo.1だったように思う。

 

<④築5年 ALC造 2階建ての2階(角部屋) 約31㎡ 家賃11万>

 結論、この物件が最も快適だった。2階建てではあるが1フロアに2部屋しかなく上下の部屋でしか接していない間取りだったため隣の部屋からの生活音は全く無かった。下の階からの生活音もほとんど聞こえなかった。へーベルメゾンの賃貸物件であったため設備も充実しており通常の1Kの間取りにウォークインクローゼットも備えており非常に重宝した。

 

<⑤築3年 重量鉄骨造 3階建ての3階(角部屋) 約40㎡ 家賃16万>

  この物件は1LDKのシャーメゾン物件だった。住環境的にも防音を謳っていた部分もあり期待したのだが、予想以上に隣接する部屋からの生活音が響く造りとなっており防音面においては住んでから、かなり後悔する結果となった。更に今まで経験が無かったのだが下の階の住人が相当にドスバスという振動を発生させているようで、そういった不快な音+振動が上階となる居住している部屋まで届く形となった。残念な事は続くもので不動産屋も解決に及び腰であり(これは不動産屋の担当者があまりにも頼りなく行動力が無いという残念な要因もある。その不動産会社自体の退室なのかもしれなが)全く改善がされなかった。結果的にこの家は1年ほどで退去する形となるのだが早々に退去する事ができて良かったと思う。この部屋がたまたまハズレだっただけかもしれないがシャーメゾンには二度と住みたくないと強く思った。

 

 

 結果、5軒住んでみて思う事は物件の立地・階数・間取・設備といった諸条件は選ぶことができても防音性というのは住んでみないと分からない部分が大きかった。間違いなくRC造の防音性は高かったが、その他の重量鉄骨・ALC・木造には大差が無いように感じた。むしろ防音性というよりは周囲の部屋に住んでいる住民の質にかかっているのかもしれない。そういう意味では家賃が高い物件ほど入居者の質が良さそうなものだが⑤の物件において階下住人の素行がよろしくなさそうなので、適切な尺度ではないのかもしれない。

 あとは色々な物件に住むうちにウォークインクローゼットはあった方が便利、浴室乾燥機や独立洗面台は譲れないといった拘りも生まれてきた。幸い次に住むのは一戸建てのため他人の居住空間と壁一枚を隔てて隣接という形にはならないので、そういった隣接する部屋からのストレスが無くなる部分には期待している。いよいよ引っ越し準備を始めねばならならい時期にさしかかってきた。

【備忘】喘息の症状と居住地域の関連性について

 ここ数年お世話になっている呼吸器内科の先生にも東京を出て移住するという話はしていたが先日受診した際に興味深い話を聞いたので備忘も兼ねて残しておこうと思う。

曰く、、

 

①東京で喘息を発症した患者が東京を離れた場合、基本的に症状は改善する

→あくまで先生の経験則ではあるとのことだったが、

 例外として大阪の工業地帯に移った場合は症状が悪化する事例が多いとのこと

 

②住居は可能であれば高台や少し周囲より高くなっている土地にするのが望ましい

→汚染物質的なものは低地に溜まるとのこと。

 ただ地方であればそもそも有害物質が東京よりは少なくなるため、

 地方都市へ移住した時点で、そこまで神経質になる必要もないとの話もあった。

 

 上記はいずれも、かかりつけの呼吸器内科の先生による経験則・私見という部分も大いにあるとは思うが、これから地方移住する身としては非常に心強いというか移住に対しるプラス材料を得たような気がして頼もしく思った。「高台に住む」というのはすぐに実現するのは難しいが地方移住する事によって症状が安定(というか症状が出ないように)なれば願っても無い事なので、移住後の症状がどうなっていくのか注視していきたい。

【まさかウチに?】築40年シロアリの恐怖

 間近に迫ってきた移住に向け諸々の準備中だったが、住まいについては祖父母が数年前まで使っていた空き家(木造築40年)を使わせて貰うことにした。そして住むにあたって最低限のリフォーム(水回り改修、ウォッシュレット導入など)のみを検討していた。そして先日、一度リフォーム業者と一緒に改修予定箇所の確認を一緒にしていた際に浴室の確認中にトラブルが浮上したのだ。

 

 問題となったのは脱衣所から浴室に入るドア下の「」ここが腐食したようになっていて、木材が割れた状態となっていたため改修を依頼する予定だった。そこを見た業者の人から、「これは腐食じゃなくてシロアリかもしれませんね、一度専門の業者さんに見てもらわないと判断がつかないので急ぎ手配します」というお言葉を頂いてしまった。。

 確かに業者さんに促され問題の「」部分を触ってみると感触がスカスカ、中身が無いような感じになっていたのだ。これはシロアリに喰われている可能性が高いとのこと。築40年にもなればシロアリもやってくるのだろうか?という不安とともにその日のリフォーム業者によるチェックは終了した。

 

 さらに後日、シロアリ専門業者に来てもらったい床下をチェックしてもらったところ「蟻道(ぎどう:シロアリの通り道)が殆どの柱に通ってしまっており、できる処置は薬剤散布だけで散布してもこの家が使用できるのは5年~10年程度」という御言葉を頂いてしまった。幸い、長く住むつもりも無かったのでシロアリについては場当たり的かつ応急処置の薬剤散布のみで済ますことにした。

 

 報道番組ではしばしばシロアリ被害の特集を見た記憶はあるが、まさか自分が当事者になるとは思ってもみなかった。対岸の火事が気づいたら延焼してきた感じだろうか。自身がもし今後、新たに住宅を手配する際にはシロアリ対策(定期点検含め)をしっかりと実施していきたいと思った。今回は築40年だったから諦めもつくけれど、自分で建てた家がもし築10年とかで破壊されていたら悔やんでも悔やみきれなかっただろうな~としみじみ思った。良い教訓と捉えていかねば。

 

 ↓↓その後の話↓↓

 最終的に薬剤散布等のシロアリ処理に約19万くらいが発生する形となった。3年・5年経過時の定期点検付という形で。低層の柱が主に被害を受けているようで縦の柱へのダメージが少ないのが不幸中の幸いであったとのこと。やはりどこから来るか分からないシロアリ、、決して他人事とは思えない事を痛感した経験だった。

【2020年】劇場で観た映画を振り返る

 今年はコロナの影響もあり例年に比べて映画館に足を運んだ回数は少なかったように思う。ただ備忘も兼ねて今年映画館で見た映画を羅列してみると、、

 

・劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song

・事故物件 恐い間取り

・TENET テネット

・劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

・劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編

・罪の声

 

 だいたい視聴順でこんな感じだっただろうか。例年20本くらいは見ている気がするがコロナの影響もあり公開作品数が減り、劇場へ足を運ばない時期も長くなったため随分と視聴本数が減ってしまった。結果的にアニメ作品と実写作品が半々という内訳だった。『Fate』は個人的に申し分のない出来となっており満足できたし、『鬼滅』はここまでのヒットに繋がるとは思ってもみなかったが、どこまで興行が伸びるのか注目せざるを得ない。

 直近で観た『罪の声』は原作を未読で挑んだのだが結果的に非常に楽しめる事ができた。本編は2時間30分に迫る長さとなっており欲を言えば少しスリム化を図り2時間程度でまとめる事ができていれば、よりテンポの良い作品になっていたのではないだろうか。キャストも豪華だったのだが特に作中の重要人物を演じる宇野祥平さんの演技は神懸っており本当に作中のストーリーを体験してきたのであろうと納得させられる演技は圧巻であった。

 現在上映中作品で観ておきたい作品は『ミッドナイトスワン』『相撲道』といったあたりだろうか。あとは年明け1/23公開予定の『シン・エヴァンゲリオン』が無事公開されてくれることを祈りたい(-人-)笑

【充電中】しばし「お暇」頂いております

 実は先月(2020年11月)にて約10年間務めた会社を退職した。正直この決断に至るまでに色々と自分なりに悩み考えはしたが、いつか振り返った時にベストな選択であったと言えるように選択した道をしっかりと進んでいきたいと思っている。

 

<退職(転職)を決断した理由>

①体調面の問題

②次の職場が決まった

③転職について家族の理解を得た

 転職活動を本格的に始めるきっかけとなったのは間違いなく「①体調面の問題」でした。昨年に気管支喘息を発症して以来、以前ほど自分の身体が無理できなくなっていると感じる事が多くなりました。以前の会社はそれなりに忙しい部類の業界・業種だったので今後30年その会社で働き続ける事への不安が大きかった。幸いにも約10年務めた中で自分がやりたかった仕事に取り組む事ができ一定の成果も出せたと感じてはいたので、会社を辞める事自体には未練を感じなかった。

 とは言え次が決まらない中で退職する勇気はなく、無事に「②次の職場が決まった」うえでの退職となった。この選択ができたのはある程度、喘息の症状をコントロールできていたのが大きかった。昨年の発症時のように全くコントロールできない状況が続いていたら次の職場を決める余裕なく退職していた可能性も大いにあったと感じている。

 そして退職にあたっては「③転職について家族の理解を得た」ことが何より心強かった。私自身の健康状態を間近で見ていた妻が退職を勧めてくれて、次の職場での勤務にあたり転居を含む様々な手間が発生する事も受け入れてくれた。妻の理解が無ければ転職という選択肢に対して迷いが生じ、良い結果が生まれなかったのでは無いかもしれない。

 

<同期が行ってくれた言葉>

 会社の同期は人数こそ少ないが入社以来、定期的に会っていた。退職前に同期でランチ会をやった際にある同期が、

「テキトーに生きりゃいいんだ」

と言ってくれた事がとても心に響いた。テキストに起こすと本当に他愛もない言葉だけれど何故か心に深く刺さった。その同期は所謂ガチガチの体育会系出身でとても真面目な奴だったけれど『そういう事を言えるようになるくらいには互いに社会人をやってきたんだな』としみじみと思ったし、そう言ってくれた事がとても嬉しかった。

 ドライに思われるかもしれないけれど会社に未練はない。でも同期と以前のように一緒に仕事をする機会が失われるのは寂しいと思った。次の職場でもまた一緒に仕事する事を目標に精進していきたい。(幸いにも実現できる可能性はある)

 

<そして得た”お暇”期間>

 退職タイミングは参加しているプロジェクトの最繁忙期となる前にした。繁忙期に入ってしまうと退職のハードルがかなり上がるだろうという判断もあった。次の職場での就労タイミングは選択できたのだが来年の4月から勤務開始をする事とし、結果的に有給消化期間も合わせると約5ヶ月間にわたる長期休暇という形になった。そこそこ身体に鞭を打って働いて来た自覚はあるのでダラダラと過ごしていこうと思っています。本来であればもっとガンガン旅行に行ったりもしたいけれど、コロナ情勢を見極めつつ行動していきたいと思っている日々だ。

 せっかくの”お暇”なので「何かしなくちゃ」「もったいない時間の過ごし方をした」といった事は考えず”なすがまま”に流し・流され過ごしてみたい。まずは来るべき来年4月に向けて自身のコンディションを整えつつ、蓄積された疲れをダラダラ解消する長期のデトックス期間くらいに思って気楽に過ごしていきたい。