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【ネタバレあり】”ミュウツーの逆襲(1988年公開)”を改めて見た感想

  先日、”名探偵ピカチュウ”を見てから無性に”ミュウツーの逆襲”を見たくなりレンタルしてきて見返してみたので感想をば。

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  正直内容はうろ覚えレベルだったので、初めて見る映画と同じような感覚で見ることができた。でも改めて思ったのだが子ども向けの内容では無い気がした。。「クローン問題」「自己の存在意義」とか今にして思うと大人もターゲットとして考えていたのかもしれない。作品自体の雰囲気も重く、暗い色調のシーンも多かった。

 ミュウツーは人によって生み出され「私は誰だ?」と自己の存在意義を見出そうとする。一方でオリジナルのミュウもミュウツーに対しては興味があるようで、両者は劇中で邂逅を果たす。公開当時に見た時は「何となくミュウとミュウツーがバトルしていた」というレベルの記憶しか無かったのだが改めて見ると結構カオスな状況だった事に気づいた。

 劇中でピカチュウを含め登場するトレーナーのポケモンミュウツーによってコピーを作成されてしまう。コピーポケモンは非常に強くサトシのリザードンを含め初期3匹の最終形同士の戦いはコピーポケモンが全勝する程、コピーポケモンは圧倒的な強さだった。そんな中、サトシのピンチにミュウが現れミュウツーがミュウに突っかかっていってく流れだった。ミュウには当初戦闘の意思は無かったようだが徐々にバトルとなり、挙げ句ミュウの方から「技に頼らずに体でぶつかり合えばオリジナルがコピーに負ける事はないニャース訳)」という脳筋発言があった。ミュウがこんな煽るような事を言っていたのは全く記憶になく新鮮な気持ちだった。ミュウは戦闘を好まないようなイメージを持っていたが普通に戦闘を煽って、結果サトシの石化?にも繋がるラストへ向けた一連の流れに突入していくのであった。最終的にミュウツーがコピーポケモンを連れてミュウと共に去っていくのは覚えていたのだが、サトシ達の記憶は消されているというのはスッカリ忘れていた。せっかく幻のポケモンに会ったのに覚えていない設定だったとは。。

 長々と書いてしまったが、個人的にはこの作品を改めて3DCG化する意義は特段感じられない。ただ”名探偵ピカチュウ”のようにポケモン的にも新たな取り組みを進めていくという意味で原点である1作目映画を改めてリバイバルする形となったのかもしれない。若干怖いもの見たさではあるが、7月に公開される”ミュウツーの逆襲 EVOLUTION”に期待したいと思う。